写真を始めてから少し経つと、

「RAW」「JPEG」という言葉を耳にする事が

あるかと思います。

この「RAW」と「JPEG」について今日は解説していきます!

 

 

この記事を読んでわかること!


1「RAW」と「JPEG」とは何か

2「RAW」と「JPEG」の違い

3「RAW」と「JPEG」のメリットデメリット

 

 

ではいきます!

 

 

 

1「RAW」と「JPEG」とは何か


まっすぐな道

結論から言うと、

「RAW」はデータ

「JPEG」は写真(画像)

です。

 

そもそも「JPEG」

というのは拡張子の名前です。

拡張子とは、これは画像ですよ、これは音楽ですよ、これは動画ですよ

ということを、パソコンに分からせるためのものです。

具体的には、「ファイル名 . 拡張子」

のように、表記されます。

 

画像=jpeg、tiff など

音楽=mp3、m4a、wav など

動画=mp4、avi、mov、 など

 

で、実は「RAW」というのは、拡張子の名前ではありません。

「RAW」は英語で、「生(なま)の」「未処理の」という形容詞です。

 

ではなぜ、写真では「JPEG」は拡張子をそのまま「JPEG」と言うのに

「RAW」は拡張子の名前ではない「RAW」と言うかというと

メーカーによって拡張子の名前が違うんです。

 

キャノン =CR3、CR2、CRW

ニコン=NEF

ソニー=ARW

 

これを

キャノンユーザーが「CR2で撮って」って言うと

ニコンユーザーは、「あーNEFね!」

ってなるわけですよ。

 

で、めんどくさいので、まとめて

「生(なま)のデータ」=「RAWデータ」と言ってる訳です。

 

ここまで読んでくれた方は、なんでそもそも

「生(なま)データ」なの?って思うかと思うんですが、

それを次で解説しますね!

 

 

 

 

2「RAW」と「JPEG」の違い


サンタモニカ 観覧車

「RAW」と「JPEG」の違いは先ほども言った通り

 

「RAW」はデータ

「JPEG」は写真(画像)

 

なんです。

これを詳しく説明していきます。

 

「RAW」は、ただのデータでしかなく、写真(画像)ではありません。

なので、写真を撮った時にカメラのモニターには映りますが、

パソコンに移した時には、専用のソフトがないと見れません。

そしてこの「RAW」を写真(画像)にするためには

「現像」と言う作業をしないといけません。

 

 

「JPEG」は、写真を撮った時に、そのデータをカメラ内で

写真(画像)に変換(現像)してくれています。

なのでパソコンに移したときにも見れますし、

誰かに撮った写真をあげる事もできます!

 

今はデジタルの時代なので、「現像」とか言われてもピンと来ないし、

スマホなどの「画面」で写真を見る事がほとんどなので、

なかなか、わかりずらいと思うんですが、

わかりやすく言うとフィルムカメラを想像してほしくて、

 

「RAW」データはネガです。

そのネガを写真屋さんに持って行って、

現像してもらって、写真をもらいますよね、

このもらった写真が「JPEG」です。

 

なので、結果的に「RAW」も最終的には「JPEG」になるんですよ!

 

「写真を撮る時に設定して撮って、カメラ内で現像(JPEG)にするか」

「写真を撮った後に設定して、パソコンで現像(JPEG)にするか」

の違いです!

 

ここまで聞くと「RAW」ってめんどくさいな

現像とかしないと見れないなら「JPEG」で良いじゃん

って思うかもしれないんですが、僕は「RAW」で撮っています。

 

「RAW」と「JPEG」にはそれぞれメリットデメリット

あります。その理由を次で解説します。

 

 

 

 

 

3「RAW」と「JPEG」のメリットデメリット


カリフォルニア ヤシの木

「RAW」のメリット

画像をあまり劣化させずに加工できる。

「RAW」で撮って、現像する際に、

明るさ、コントラスト、彩度などを変えると、

全く劣化しないと言うわけではないですが、

そんなに劣化させる事なく変える事ができます。

 

シャッターチャンスにカメラの設定ミスってても

後から修正できる。

「RAW」で撮っておくとホワイトバランスが自由に変えられます!

これは本当に便利で、撮る時にホワイトバランスを考える必要も

ないですし、ホワイトバランスの設定をミスったり、オートにしていて

後から写真を見た時になんか色変だなって時に、「RAW」で撮っておけば

簡単に変えられます。


「RAW」のデメリット

データが大きい

色々できる分「RAW」のデータは大きいです。

カメラによって違うんであれなんですけど、

約2000万画素のカメラで撮った場合、

「JPEG」4〜6MBくらいで「RAW」だと20〜30MBくらい

になります。なのでだいたい「JPEG」の5倍くらいの容量あります。

 

専用のソフトがないと使えない

カメラを買った時に、キャノン、ニコン、ソニーなど

それぞれの現像ソフトが付いてくると思いますので、

「RAW」データを現像する事は可能です。

ただ、あまりメーカーの現像ソフトを使ってる人は

いないかなと思います。

僕自身も最初にキャノンのカメラを買った時に

キャノンの現像ソフトちょっと使いましたが、

すぐ「Photoshop」を使いました。

おそらくだいたいの人がこの

「Photoshop」か「Lightroom」

と言う現像ソフトを使っていると思います。


 

「JPEG」のメリット

現像などしなくても撮ってそのまま見たり

誰かに送ったりできる

撮った写真をスマホに送ったりしてすぐに写真を見る事ができます。

 

データが小さい

「JPEG」のデータは「RAW」データの1/5くらいです。

 


「JPEG」のデメリット

加工すると劣化しやすい

「JPEG」の写真の明るさを変えたり、コントラストや、彩度

を変えると画像は劣化します。

 

設定をミスると後からどうにもできない

「RAW」のように後からホワイトバランスを変えたりなどはできません。

 

 

 

「まとめ」


 

「RAW」はデータ

「JPEG」は写真

 

RAWとJPEGの違い

 

 

 

「RAW」で撮ると画質が良いわけではない。

カメラで撮ったままの「JPEG」と、「RAW」で撮って

現像した「JPEG」の写真の画質はほぼ一緒。

 

「RAW」はデータで、そのデータの段階で加工して写真(JPEG)にしてるので

写真(JPEG)を加工するより、画質は劣化しないと言うこと。

 

「RAW」も結局は「JPEG」になる。

写真を撮る時に「データ(RAW)」として残しておくか、

「写真(JPEG)」として残しておくかの違い。

 

 

 

ここまで見てまだ「?」の方のために、もっと簡単に言います

 

カレーを思い浮かべてください。

 

「JPEG」がカレーです。

「RAW」が食材です。

 

まだ食材の状態(RAW)だったら、わりと色んなカレーを目指せますよね。

具材をどんくらいの大きさに切るかとか、その具材はどんくらい入れるか、

どんくらいの味加減にするかとか、色々できるじゃないですか!

 

でもすでに出来上がってる状態のカレー(JPEG)だったら、

調味料とか入れて多少味を変える事はできますが、

入ってる人参をもう少し、小さくしたいからってカレーに入ってる

人参を出してそれを小さく切ってまた戻してとかって

やると大変だし、なんか汚いですよね。劣化しますよねそのカレー。笑

ましてやもうすでに入ってる「じゃがいも」とかを

大きくする事はできないですよね。

 

 

 

 

これが「RAW」と「JPEG」の違いです!

 

 

以上!

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

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